最近ハマっている「山田五郎 オトナの教養講座」というyoutube。



美術評論家の山田五郎さんが豊富な知識と独自の観点から有名な絵画を解説してくれる、ためになるチャンネルです。

身近にたくさん有名な絵画がある恵まれた環境に暮らしているにもかかわらず、画家のこと、それらが描かれた時代背景、〇〇主義などまったくといっていいほど知識のない私。
美術館に行ってもすてきな絵をぼーっと眺めるだけの「絵好きのアホの子」です。

より美術を楽しむべく、こちらの2つの動画を見てモローについて知識を得た気になったのでさっそくギュスターブ・モロー美術館に行ってきました!(忘れないうちに)




動画でも解説がありましたが、引きこもりだったモローは母親と生涯暮らした実家に数多くの作品を残しています。現在のモロー美術館はその実家が改装されて作られました。

モローこの人です。
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1階、2階は実家感ありました。

狭い廊下
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照明が絵にあたって反射してしまってます。
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家族で囲んだであろうテーブル
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全ての部屋に所狭しと絵が飾られてます。
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寝室。
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マザコン気味だったモローは自分と母親の写真を向かい合わせに飾ってます。
こういう豆知識も五郎さんから。
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お父さんの仕事部屋
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書斎
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1870年代から起きた芸術運動である「象徴主義」は目に見えないものを具体的に表現することです。
象徴主義の先駆者であるモローはたくさんの作品に「魔性の女」を象徴させました。
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「魔性の女とは何か」五郎さんの独自の解説によると、当時の性を押し込める時代を生きた男性を惑わす女性のことらしいです。
実家に引きこもって表向き禁欲的な生活をして(彼女はいたらしいですが)、耳の聞こえない母親の世話をしながら生きていれば「魔性の女」を象徴する絵を描いて発散したくもなるんでしょうね。

youtubeを見てなかったらいつも通り「綺麗な絵だな」で終わっていたところ、それを描いたモローの心境なども想像できてとても楽しかったです。

美術館は全部で4階まであるのですが、長くなるので3、4階は次の記事で紹介します。

事前に勉強してからもう一回行きたい美術館



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