ベルギーに一人旅行に行ってきましたー!
IMG_9788

これは着いてすぐ撮ったブリュッセルの風景。
IMG_9790
建物がなんかとげとげしてる!
IMG_9793

IMG_9794

前からガイックには「べべだもみてるから一人で旅行とか行ってきていいよ」と言われてましたが、二人が心配でなかなかできずにいました。

しかし。
ワンオペもしたことのないガイックにべべだもの育て方にうるさく口を出され「だったらお前がひとりでみてみろやああああ!」とキレる出来事があり、了承を得た上ですぐにベルギーへの一人旅行を予約。

宿は毎週土曜日にスペースやvoicyで「マンガにできない話」について話してる、ベルギー在住さとえみさん家にお世話になることにしました。


ガイックには二日間の初ワンオペをしてもらいます。苦しめ。

ベルギーはお隣の国なのでパリ南郊外に住んでいる私の家からでも電車で2時間ほどで着きます。
赤子のいない電車のなんと楽なことか...!!!
他の席の赤ちゃんの泣き声がBGMに聞こえるくらいです。

到着してさとえみさんと合流するまでの間、一人で王立美術館にいきました。
ベルギー王立美術館には古典美術館、世紀末美術館、マグリット美術館の3つの美術館があります。
IMG_9798

顔にりんごがかぶさってる紳士の絵で有名なベルギーの画家、マルグリットの展示会も魅力的でしたが、「ベルギーに来たらこれを観たい!」と思っていたクノップフの「愛撫」を観に世紀末美術館へ。

王立美術館は全体的にマルグリット推し。
IMG_9796

今回はあまり時間がないため世紀末美術館だけにしぼります。

いつも行きたい美術館は山田五郎さんのyoutubeに影響されてます。



世紀末と聞くと北斗の拳に出てくるヒャッハー!と叫ぶ雑魚キャラが思い浮かびますが、19世紀末のことです。
でも北斗の拳の世紀末っぽい作品もちらほら。

IMG_9799
IMG_9800
IMG_9801


ヒャッハー
IMG_9802

少々の不気味さがあるものが私好み。
IMG_9812

IMG_9813

IMG_9819

IMG_9820

IMG_9821

IMG_9822

IMG_9825

そしてこちらがお目当てのクノップフの「愛撫」
IMG_9826

山田五郎さんによると、クノップフの作品はマルグリットという妹が大体のモデルで、この絵の場合もスフィンクス=妹。
妹をモデルにしながらもどの絵もあまり女らしい顔をしていないのは、実は自分を書いているから。
彼はシスコンだけでなく、妹を女性化した自分の分身ととらえているのかもしれない。

女性(自分の分身)と男性(自分)の融合が人類の至高の芸術と考え、この絵を描いたのではないかと解説してました。

解説を聞くとさらに不気味ですよね。
彼の他の作品も同じような顔がたくさんありました。おそらく同じモデルさん(妹)なのでしょう。

IMG_9829

IMG_9834

IMG_9835

IMG_9836

IMG_9837

IMG_9838

私はこのちょっと顎が出た顔でこの好きな漫画を思い出しました。

薔薇のために(1) (フラワーコミックス)
吉村明美
小学館
2012-10-05





美術館のお土産屋さんは高くて何も買わないけどかわいいのがたくさんあって大好き。
IMG_9842
IMG_9843
IMG_9844
IMG_9845
IMG_9804
IMG_9805
IMG_9806
IMG_9807

久しぶりの美術館、楽しかった!
なによりベビーカー押さないでお昼寝の時間、ご飯の時間などなど気にせず自由に一人で歩けるのが嬉しかった!!
今回は一箇所しか回れませんでしたが、次回は他の展示も観てみたいです!

ベルギー旅行編、つづきます。

ベルギーのお隣の街リール





読者登録する

Kindleまとめ本(0円)




単行本発売中!



うちのガイックさん
ヒロコ
ブティック社
2021-07-09