前歯で中の身（？）をこそぎ取ってちまちま食べます。


味はみずみずしい芋のような味で葉っぱの香りと一緒に楽しめます。
食べ進めていくと、芯が現れます。
ここまでくればあとは中の毛みたいなとこと紫のとこ以外全部食べれます。
頑張って葉を全部食べた最後のご褒美のよう。

フランス語には「Avoir un cœur d’artichaut 」（直訳：アーティチョークの心を持つ）という表現があり、「恋に落ちやすい人」のことをいいます。アーティチョークは芯(cœur)についているたくさんの葉をどんどんむしって食べることから、「たくさんの心(cœur)を持つ人」を指すようになりました。

芯は５つとも残しておいて、後で炊き込みご飯にしました。

ほんのりたけのこご飯のような。おいしい春の味です。
たけのこが手に入らないフランスではうれしい食べ方。


このアーティチョーク、レストランなどでは茹でてソースをつけちまちま食べる食べ方ではなく、ちゃんと料理になって提供されます。
この食べ方は庶民的すぎてレストランでは出されません。
でも私はこの葉っぱの香りも一緒に楽しみながら一枚一枚食べ進めていく過程が好き。
アーティチョークを見つけたらぜひ、生クリームのソースと一緒に楽しんでみてください！

フランスの家庭料理




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